ミュージカルの王道
1952年のアメリカ映画。
DVD、YOUTUBEでも何回も見ている作品です。
ストーリーもすごくわかりやすいし、当時の映画の形態(サイレント=声を後で収録と、トーキー=セリフをそのまま収録)がわかって面白い。
ジーン・ケリーが雨の中でタップダンスを踊るシーンはやはり何度見ても楽しい。
あんなに土砂降りな雨でも、気分が良くてつい傘を放り投げて踊ってしまうシーンがとてもチャーミング。
雨をかぶって楽しんでる。
雨までも踊っているように見える。
「Make em laugh」
そしてもう一つすごいのが、コズモ役のドナルド・オコナーのナンバー「Make em laugh」。
小道具を使ってパントマイムから、壁を使った宙返りまでして、もうダンスというよりアクション?
アクロバティックのようなダンスシーンが素晴らしいです。
ジャッキー・チェンの派手なアクションをちょっと思い出しました・・
このクオリティの高いダンスシーンの数々を今から60年以上も前にやっていたかと思うと、アメリカってすごいなぁ・・と改めて思います。
wikipediaに衣装について
「ズタ袋のような衣装はいただけないが、音楽は素晴らしい」とイギリスの新聞社の批評が載っていた。
んー、
どの部分の衣装の事を言ってるんだろう・・。
ちなみに衣装デザイナーは「風と共に去りぬ」「巴里のアメリカ人」・・を担当したウォルター・ブランケット(モードの世紀より)
キネマ旬報社「魅惑という名の衣装」川本恵子著書(ハリウッドコスチュームデザイナー史)
読んでないけど(早く読みたい!)一部記事に、衣装デザイナーはあまりに大変でアルコール依存症になる人が多い、と。
考え抜いてあみ出したデザインに対して、なんのリスペクトもなく、ほんとに私たちは好き勝手な評価をします・・
これから雨が多くなる時期・・
この映画を思い出して、雨をたっぷり楽しみたいと思いました・・