又吉直樹と太宰治

又吉の太宰愛

又吉の太宰愛は有名です。

又吉のエッセー「夜を乗り越える」の文中、太宰の自殺について、

「斜陽」「人間失格」というとんでもない傑作を書き上げ、もう書くことがなくなってしまったんじゃないか、という意見もあります。・・・(略)・・・「斜陽」と「人間失格」を書いたがために小説が書けなくなりましたという小説が書けると思うんです。

死にたくなるほど苦しい夜には、これは楽しいことがある時までのフリなのだと信じるようにしている。喉が渇いている時の方が、水が美味しい。忙しい時の方が休日が楽しい。得体の知れない化け物に殺されてたまるかと思う。

その夜を乗り越えないと駄目なんです・・

その思い全てがタイトルになっています。

又吉直樹(ピース・芥川賞受賞作家)の本はだいたい読んでると思う。

エッセイから小説まで。

(ちなみに私はぜんぜん読書家ではありません)

テレビでもよく太宰のことを話しているけど、本の中でもよく太宰が登場します。 太宰たらればが多い。

そんな又吉の影響で、太宰治の本が気になってチラチラ読んだりしてます・・

(教科書にも載っていたと思うけどすっかり忘れました)

走れメロス

中でも「走れメロス」は何回読んでも笑ってしまうんだけど私だけでしょうか・・

太宰は暗いイメージなんだけど、意外にもユーモアたっぷりで面白い。

(人間失格も個人的には端々に笑えるところがあった・・)

「走れメロス」は信頼することの尊さを悟す物語なんだけど、私は主人公の自己チューぶりに笑ってしまいます。

メロスのあらすじは省略しますが、

同意も得ないで勝手に友人を暴君の王に人質として差し出す。

(その時の友人のリアクションを想像してしまう・・)

期日までに戻らないと友人が殺されるのにうっかり寝過ごしたり、時に裏切って逃げてやろうと思ったり・・

そして、最後のラストスパートでやっと戻ってきた時はなぜか真っ裸で到着。

近くにいた少女の指摘で自分の姿に気がつく・・

「勇者はひどく赤面した」・・・の言葉で終わり。

私は、急に人質として差し出されても文句も言わず、ひたすらメロスを信じて人質になってあげてる友人セリヌンティウスのお人好しぶりに感動します。

歩いたメロス

wikiには

太宰が小説の中で書いた距離と時間をもとにメロスの平均移動速度を計算すると、メロスは行きも帰りも歩く速度でしか移動しておらず、最後の必死のラストスパートでさえ時速5.3キロにすぎない。

そうすると、人質になっている友達セリヌンティウスは、向こうから真っ裸でノロノロ歩いてやってくるメロスを見て何を思うんだろう・・。

話が変わってきそうです・・

又吉の本のおかげで太宰の面白さも少しづつわかってきて楽しいです。

だんだん賢くなってる気がします!

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