言葉で表現できない映画
これはすごい映画を観た。
面白い??・・・・面白いという言葉だけでは表現がちがう。
観終わった後「いやー、面白かったねー」とは言えない重さがある。
感動した・・・これもちょっと薄い表現で違う。
怖かった・・・違う。
考えさせられる・・・そうなんだけど言葉がフツーすぎて全く浅い。違う。
パンフレットにいろんな著名人が文章を載せているけど、ダラダラ長いだけで誰も的を得たコメントしてる人はいなかった。
たぶん書けないんだと思う・・・そんな映画だもん。
・・・どの口が言うか!文章ヘタクソの私がものすごい事言ってます・・
アメコミ翻訳家 秋友克也という人の表現が、私的にはまぁ、うんうんと頷きながら読みました。(一部抜粋)
・・・映画「ジョーカー」を形容するのに「大傑作」という言葉では到底足りない。これは壮絶で痛切で滑稽で危険な、「感情の爆弾」だ。・・・・
秋友克也(アメコミ翻訳家)
とにかく俳優がすごい!
主演のホアキン・フェニックス・・
鬼気迫るものがあって、もう絶対何かが乗り移ってる!
上半身は背骨、鎖骨、あばら骨が浮き出た体。役に近づけるため、体重を24キロ落としたそう。
音楽もいい。役者の感情をなんとも言えない不穏な音で表していて、そして尚且つ美しい。
あるインタビュー記事に、役柄に行き詰まった時この音楽を聴いてさらに役のイメージが湧いてきたらしい。
この音楽が役のターニングポイントになったと。
ロバート・デニーロもやっぱりいい。厚みがある。
絵を描くものとして
こういうすごい映画作品に出会うと、先日の映画展でもそうだけど、例えば本の絵を描く(装画)とか・・・
その作品の顔となるわけで、まずはしっかり作品(作家)の思いを受け取らないと、って改めて思った。
そして自分の持ち味で表現をする・・・
当たり前のことだと思うんだけど、その当たり前のことに改めて責任を感じると言うか・・まぁでもそこが面白いとこで・・
なぜかこの映画を観てそんなことを思った・・
すごいばっかり
やっぱりこの映画を表現する上手い言葉がみつからない。
自分の語彙力の無さに凹みます・・・
いやー、でもほんとすごい映画だった・・・また言っちゃった・・・
面白い・・じゃないんだよね・・
今のところ、すごいという言葉しか見つかりません!
この映画見た人いたら、朝まで飲みながら語り合いたいなー
んーー語りたい!