スティーヴン・キングのホラー
2017年公開映画。1990年「it」のリメイク版。
監督、アンディ・ムスキエティ。
ピエロの役は、ビル・スカルスガルト。
ホラーなんだけど、登場人物の子どもたちの友情がキーワード・・かな。
いじめられてる子どもたちで作ったチーム、ルーザーズクラブの子どもたちが今回主役。
思春期の頃に経験する恋心、友達関係、それぞれの悩みがあって葛藤するんだけど仲間同士お互いを思いやって結束を固めるところが、ありがちなシーンなんだけどいいなぁって。
面白いのは、いじめられているとは思えない、チームになるとパワーを発揮するところが痛快。
スタンド・バイ・ミーを思い出します。
あっ!あれもスティーヴン・キング原作だ!書きながら急に思い出しました。
なるほど〜・・。 スタンド・バイ・ミーも大好きな作品です。
それほど怖くない
もう子どもの頃との恐怖のツボが違うので、突然ドロドロした顔の化け物がアップで出ても全然怖くない。
大人になった・・
見た目の怖さよりも、そのピエロが出て来る理由と背景がなかなか面白い
大人になった・・
そして何が怖いって、生きてる人間の方がずっと怖いもんねー、を知ってしまったから。
大人になった・・
子どもたちそれぞれの家族関係が深刻で恐ろしい
家族関係が深刻で。
ルーザーズクラブメンバーに一人だけ女の子がいて、父親との関係が・・今でも社会問題となっていて見てて辛いです。
ちょっとこの映画のwikipediaを見たら、
相手が恐怖と感じる物の姿に変化する。物体を動かす・幻覚を見せる・神出鬼没など超常的な能力を持ち、ほとんどの大人には見えない。基本的には多感で夢を持つ子供のみに見え、恐怖を与えるほどに美味になることから様々な幻術で対象を追い詰める。
冷静に解説見ると妖怪辞典みたいで可笑しい・・
映画に出てくるいじめっ子がとにかく酷い・・
やる事がいじめという言葉では治らない。もう殺人未遂の域。
しかし、いじめをする子どももやはり親子関係が問題で。
ある意味その子もかわいそうな子。
父親から友人の前で侮辱されるシーンはなんともいえないかわいそうな場面でした。
ホラー作品なんだけど、親子のあり方を考えさせられるシーンが多いです。
原作のスティーブンキングは子どもの家庭問題も取り上げたかったんだろうな、と。
最近DVDの新作として続編(完結編)が出てるのでまた見てみたいと思います。
何かに恐怖を感じ孤独でいるとあのピエロがやってくるのです・・・
It ”それ”が見えたら、終わり・・
そして若い子ばかりを狙ってエサにするのです・・・
It ”それ”を見たいと思ったら、終わり・・
はい、終わってます。