断捨離

空気の悪い幹線道路の近くに住んでいても早朝はちゃんと秋の匂いがする。

稲の収穫を終えた田んぼの匂いのような、山の匂いのようなそんな香りがして田舎を思い出して恋しくなる。

そんな空気を感じながら早朝、断捨離でまとめたゴミをせっせと持っていく。

過去に描いた絵、ずっと処分できなかったぬいぐるみ、服をたんまり捨てた。

いかに長い間思い出というものに取り憑かれていたか。

捨てる箱に分類しておいた絵を見て家族が「せっかく描いたものなのに…とっておいたら?」と言った。

ある日突然自分がいなくなったとして・・・

何かのきっかけで家族が私の描いた過去の絵を引っ張り出して「これ、お母さんが描いた絵です」って、そんな状況はないと思うけど、万一誰かに披露する事があったとしたらとても成仏できない。

何があるかわからないから今のうちにいらないものはどんどん捨てた方が自分のため、家族のためなのです。

しかし過去に描いた絵を見るのは本当に恥ずかしい。

痛々しい絵もけっこうある。少し変わったものを描いて目立ちたいと思ったんだろう。

今見ても好きな絵もある。(保存決定)

似てないけど好き。20年くらい前

15年くらい前に描いた絵

処分する物のひとつひとつの物語を思い出しながら、(こんまり流に)ありがとうと感謝してゴミ袋に入れる。

ぬいぐるみはきつかった。

秋の風がせつない。

ありがとう、あの頃!

懐かしい運転手さんの愚痴

先日久しぶりにタクシーに乗った。

この御時世だから余計な会話はなし。当然マスク着用。

窓も上の方開いてた。

ふと2月頃、まだコロナが流行る前にタクシーに乗った出来事を思い出した。

「初乗り420円でした?前はもっと高くなかったですか?」

その質問から始まって運転手さんの不満を聞く羽目に。

「消費税が上がったでしょ?冗談じゃないよ。消費税上がった分会社が払ってもらえないんだよ・・

うちは売り上げの60%もらえるんだけどね、今年は最悪。

俺なんかもう70過ぎてアルバイトで仕事してるからね、ボケ防止みたいな感じでやってんの。

だけど若いやつで世帯持ってるのは大変なんだよ。売り上げ悪かったら手取り40%に減っちゃうからね。だからメシも食わないで働いてんだよ。

そうすると事故に繋がっちゃうんだよね・・危ないんだよ。

でも会社に煽られてるからやるしかないしね・・。安全第一って言っておいてやってる事全然違うんだよ。

それで結局みんな長続きしなくて辞めちゃうんだよ。人手が足りないのに…」

「大変ですよね〜」

そう言うしかなかった。

停車位置でパッとメーターが上がって、これショックなのね。

だけど多めにお釣りをくれたので指摘したら「いろいろ喋っちゃって・・」と。

その気持ちだけでちょっとめんどくさいと思ってた気持ちがチャラになった。

今こんなご時世になってしまって、今まで気軽に世間話をしてた美容院の人や八百屋のおばちゃん・・いつものように話をすることが少なくなった。

ペラペラ話しちゃ悪いと思うんだろう。

あの時の運転手さんの愚痴も今となっては懐かしく貴重な体験をしたかのように感じる。

あれから久々に乗ったタクシー。

運転手さんの背中を見ながら、このご時世で手取りは40%になってしまったのだろうか・・それとももっと下がってしまったとか?食事はちゃんととれているんだろうか・・と勝手にいろいろ心配してしまった。

繊細さん

文中の挿絵です(福田玲子さんのイラスト)

HSPカウンセラー武田友紀 著

職場で機嫌の悪い人がいると気になる

人と長時間一緒にいると、疲れてしまう

小さなミスに気付いて仕事に時間がかかる

こんな人は「繊細さん」というらしい。

思わず即買いしました。

どうやら今話題本のようで。

職場で機嫌の悪い人がいると気になる

自分のことを繊細さんだとは全然思ってないけど、他人の感情に左右されやすいところはあるかも。

この場合、例えば会社で自分は仕事が遅いとか、成績が上がらないとか。負い目に注目するとそう感じやすいらしい。

(痛い!確かにそうかも・・・😂😂😂)

メールでも

メールのやり取りでも、相手から返事がなかったり遅かった場合、何か自分が不愉快にさせてしまった文章を書いたんだろうかと不安になったり、そして気になってもう一度自分が送信した文章を読み返して確認したりすることがたまにある。

気にしすぎるのはおかしいと思いながらも頭の片隅にモヤモヤしたものがくっついてる。

この本によるとこういった性分は治らないらしい。

他人から気にしない方がいいといくら言われても気になる性分。(そのとおり)

相手を気遣うあまり早々と手を差し伸べすぎる

これもまさに。

本によると、仕事で困ってる相手からお願いされるまで手を差し伸べることはしない方がいいらしい。

相手がこのままではダメだと自覚して問題解決ができるので、その意識がないと同じ問題を繰り返すのを助長しているだけと。

以前会社でも同僚が忙しそうにしていると先回りして勝手にお手伝いしてしまってミスがあり返って迷惑かけてしまったことがあった。

お願いされるまで静かにしていればよかったのだ。

あるいは、何か手伝おうか?と聞いてからやればよかったと深く反省したことがある。

いろんな負い目?からくる相手の感情で左右される日々。そして人に対して無駄に気を使いすぎること。

ここら辺の特性を直すのではなく、上手く活かしていく事を本には書いてある。

上司に意見を求められるととっさに言葉が出てこない

コレある。

本によると意見がないわけではなく、相手のニーズに応えなければと思うあまり言えなくなるらしい。

自分の場合は失礼のないように言葉を選んだり、そっちに気を遣うあまりだんだん何が言いたかったのか分からなくなる時がある。

この本が今売れていて話題になっているってことは、いろいろなことに敏感で人付き合いにも疲れている人がワンサカいるってこと。

そういえば自粛期間中、オンラインで仕事してた人たちがいざ出社となったらすごくストレスを感じる人が続出したというニュースを見たことがある。

ほんとわかる。

読んでいくと誰でも1つや2つ、あてはまることなのかなと思う。

そして解決方法も書いてあってなかなか参考になる。

家族に本を見せたら「繊細??さん?」とフッと笑いそうになったのを私は見逃さなかった。

占い本を見るようにこれあるある!これはない!そんな事を思いながら気軽に大勢で楽しむこともできる本だと思います。

とても読みやすい本でした。

デスプルーフ in グラインドハウス

Death proof in Grind house

2007年公開

監督:クエンティン・タランティーノ

カート・ラッセル、ゾーイ・ベル

後半からグイグイ面白くなった。

ドラッグ、えげつない暴力多い。

今回も。

前半はホラー??

暴力シーン多めの映画はあまり好きじゃないんだけどこの監督の作品はやりすぎ暴力なのに笑っちゃう。

後半のカーチェイスはほんと手に汗握る。

痛快

半沢直樹の「倍返しだ!」の痛快さと似てるのかな。

見たことないけど。笑

やり過ぎでしょと思うくらい女の子たちにボッコボコにされるシーンは爆笑そして痛快。

いやー面白かった。

Once Upon a Time in Hollywood

ちなみに昨年2019年に公開された同監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」これも面白かった。

少し長めな作品で前半はちょっと意味がよくわからなかった。

しかし後半、カルト集団がリック邸(ディカプリオ)に押し入ったあたりからのブラッドピットのやり過ぎ暴力、ディカプリオのリアクション、攻撃に爆笑だった。

この作品は実際にアメリカで起きた凄惨な事件が元になっていて、観終わった後で事件について調べて全体がより理解できた。

なのでこれから観る人はその事件を少し予習しておくとよりわかりやすいかなと思いました。

ディカプリオが最高です。

タランティーノ面白い。