富士登山

18才の頃、一人で富士山に登ったことがある。

突発的にやりたいことを思いつき、すぐに行動してしまう。

一見すると行動力があっていいように見えるが、しっかり準備や下調べをしないと失敗や危険を伴うことが多い。

そんな当たり前のことが欠けていた。

「富士山なんて1日で行って帰って来れる」

富士山を会社の人と登った経験のある父が晩酌しながらいい気分になって「富士山なんて1日で行って帰って来れる・・」と言っていたことを鵜呑みにした。

情報はそれだけで夏休みに富士山へGO。

持ち物はおにぎりとチョコレートと飴と水筒と薄手のパーカーを小さなリュックに詰めて。

まるで遠足。

8月だったので半袖にジーンズ、靴は普通のスニーカーで。

今思えば自殺しに行くようなもの。

朝出発して、登って下山して、夜には東京に帰ってくるつもりだったのです。

もう危険極まりないおバカっぷり全開です。

「思い立ったが吉日」という言葉があるけどその言葉はしっかり調査、準備があってのことです。(自分に向けて)

結論を言うと、

死ぬかもしれない・・本当にそう思ったのはこの時初めて。

富士山は世界の山と比べて比較的登りやすいと言われているけど想像以上に大変(あたりまえだ)

舐めたらとんでもないことになります。

(とんでもないことになりました)

とにかく生きて帰ってこれたのが奇跡。

本当に奇跡でした。

あの頃はまだ携帯電話がなかった。もしあったら助けを呼んでいたと思う。とんでもない迷惑登山客です。

今でもたまにニュースで当時の自分のような軽装登山でレスキュー隊に助けられる様子が報じられているのを見ると、本当に恥ずかしくなるのと、助かってよかったなぁと心底思う。

生かしてもらった命を大切に、それからというもの「生」というものを大事に生きていこうと日々思っています。

つづく

●ぜひ反面教師として読んでもらえたらと思っています。

卓球 美誠選手

伊藤美誠難しい・・・

強気な姿勢、そしてどんな状況にも楽しむことを忘れない前向きさとメンタルの強さにはもう尊敬。

2018年の世界団体戦では突然、韓国と北朝鮮の南北合同チームが結成され、そのルール変更に批判があった中、この選手は「面白そうじゃん」と。

「強いチーム同士が合体して一人一人がエース級なんで」と。

憂慮するどころか面白そうだと。

自分もこういう思考のあり方になろうと思う。

そして見事に勝利の結果を出したのは本当に素晴らしい。

たとえ負けたとしても素晴らしい。

先日の全日本卓球選手権は石川佳純選手に惜しくも負けてしまったけど見応えのある試合だった。

石川佳純選手も素晴らしかった。

あの粘り!

古いと言われながらも見事に諦めない粘り強さでの勝利は心を動かされた。

前半、美誠選手が主導権を握っていたから流れとして当然手応えを感じていたんだろうと思う。

しかし、

ここがスポーツの面白いところ。

「勝つと思うな思えば負けよ・・」そんな歌どっかで聞いたことある。

スポニチの記事に美誠選手のコメント、

「ラリーが続いたのが楽しかった。ただ決まったと思ったボールが帰って来て足が動かなかった。どんな試合でも勝てるように力をつけたい」と涙を流しながら話た。

これを読んで「ラリーが続いたのが楽しかった・・」と試合後、悔しさでいっぱいの中でも「楽しかった」という言葉が出る冷静さ。

楽しんだ点、そして改善点をすぐ言葉で語れる賢さ。

美誠恐るべし。

「面白そうじゃん」

そんな思考のあり方でいたい。

開くほどでもない話

其の一

コンビニで購入した500mlのハイボールを水筒に詰め替えているおじさんと目が合った。

ホームでゴクゴク。

あたかも水分補給するかのように爽やかに昼から飲んでるソレは私だけが知っている。

其の二

うちの近くに美味しいパン屋さんが出来て連日行列。

私の前に並んでいた70代くらいのお二人の会話。

A「やっぱりね、パンの香りが違うのよ」

B「そうそう、うちはね豆の入ったパンが好きでよく買うの」

A「サンドイッチも美味しいわよ」

B「あれはパンが硬いでしょ」

A「うん、でも美味しいわよ」

少し世間話・・・

そして、

A「やっぱりね、パンの香りが違うのよ」

B「そうそう、うちはね豆の入ったパンが好きでよく買うの」

A「サンドイッチも美味しいわよ」

B「あれはパンが硬いでしょ」

A「うん、でも美味しいわよ」

デジャヴ。

私も家族から「その話聞いた」って言われることがある。「その話聞いた」って言われなかったら私もまた同じ話をするんだろう。

ツッコミのいない漫才はきっとこんな感じに展開していくんだろうと、列に並びながらあれやこれやと漫才について考えていた。

もとに戻すことなく、流れるがままに身を任せた会話劇。

続けて、

A「あら、こんにちは」

C「どうも・・」

B「あの人(Cのこと)上着も着ないで寒くないのかしら」

A「あの人中にいっぱい着てんのよ。ゴミ置き場の掃除するでしょ、上着着たら動きにくいんだって」

A「パンツ5枚履いてるって」

5枚!

3枚までならわかる。5枚とは!

「恐れ入谷の鬼子母神」

「びっくり下谷の広徳寺」

「驚き 桃の木 山椒の木 狸に電気に蓄音器」

寅さんだったらどれかの言葉を言ってただろう。

以上、今回は書くことが思いつかなかったので近所での出来事を書いてみました。

どうでもいいような話でした・・(いつもか)

2021

あけましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いします

大吉だった。

何年ぶりの大吉だろう。

ここ数年、小吉以下だったので素直に嬉しい。

「熟す時が来るまで待て」

「商売ーあまりお金にはならない」

「健康ー療養せよ」

いったいどこが大吉なんでしょうか。

大吉だけど油断するなよと、自分に見合ったメッセージを神様は出してくれたんだろう。

何事も健康あってのこと。

特に睡眠時間の確保と適度な運動には気を使っていきたいと思います。

ほんと、この時期だから皆さんもね。

いつもは帰省先でお正月を過ごしていたのが今年は帰省をしなかったので東京でお正月を迎えた。

お恥ずかしながらこの年でお正月の準備の大変さを知った。

お正月料理の一つ一つにちゃんと意味がある。

五穀豊穣、健康長寿、子孫繁栄・・・

伝統文化を継承していくのはなかなか大変だけどとても勉強になった。

そして今回お正月料理を作るにあたって酢の万能さに改めて驚く。

里芋は水で洗うと手がチクチクするから洗わずに泥がついたまま皮を剥くのがいいらしい。

チクチクしたら手を酢で洗う。(本当に治った)

ごぼうも酢水につけてアクをとる。

レンコンは酢水につけるとシャキシャキした仕上がり。

水だとほっこり食感に。

そういえば脂っこい食べ物に酢を入れると酸っぱくならずにさっぱり食べれる。

そしてカレーの仕上げにもバルサミコ酢を少し入れるとまろやかになって旨みが増す。

太りにくい体になる、疲労回復、掃除にも使える、除菌もできる・・・

なんて酢ばらしい!

当たり前の日常に感謝して今年も過ごしていきたいと思います!

改めて今年もよろしくお願いします

ドレミファ酢ラシドーーー!