
2017年日本公開
監督 エミール・クストリッツァ
出演 エミール・クストリッツァ、モニカ・ベルッチ
この作品は先日グループ展をしたフリュウギャラリーのオーナーさんから教えてもらったおすすめ監督映画。
旧ユーゴスラビア出身の監督
出身の影響があるのか、内戦が舞台。
血の溜まったバスタブにガチョウがジャブジャブ入って虫がブンブン飛び回るというカオス。
かと思えばファンタジー要素もあって感情が追いつかない。
自然の描写が美しい。
そこに戦争の残酷さも入って、何と言うか・・戦争が日常になってる生活様相。
「時計が噛みついた!」
前半の時計を直すシーンは笑った。
出てくる動物の描写がリアルでかわいい。
その動物がさりげなく主人公の味方になっているところがほっとする。
白い蝶やハチも。
ヘビがですね、いいんですよ。
さらっと残酷なシーンが出てくるからギョッとするけど、その捉え方が日常の流れのひとつのような描写でそれはそれで驚く。ハリウッド映画とは違う衝撃。
ラストシーンは忘れられないシーンとなりそう。