四十七人の刺客(忠臣蔵)

松の廊下

1994年の映画

市川崑監督。

全く時期はずれの記事で。

本当は忠臣蔵の時期、12月に合わせて投稿しようと思っていた記事なのです。

この記事、ちょっと怒り気味で書いてしまいました。

監督も有名な市川崑だし、俳優も大御所揃いだし、力入れてる感が伝わってきてスケールも大きそうだし面白いかもって。

芸術はお金じゃないってことを改めて証明した映画の一つだと私は思います。

やっぱり高倉健は現代劇の人で時代劇の人ではないなぁという感想。

何を根拠に・・・説明できません。

あのボソボソっと話す寡黙な感じが時代劇でも全く同じで・・ま、あれが高倉健なんだけど・・。

そして立ち居振る舞いも現代っぽい。

何を根拠に・・・説明できません。

ニッポンを代表する高倉健に対して言いたい事言ってるのは私くらいじゃないかと・・。

ま、一人のおばちゃんがコタツに入って煎餅ボリボリ食べながら言ってることなので許してください・・まだ言います。

松の廊下のシーンがない

忠臣蔵では有名な松の廊下。志村けんのコントでもよくやってた。それがない!

そして様々な作戦のシーンがあまりなく、なんやかんやでもう吉良邸への討ち入りへ向かってしまうという物足りなさ。

討ち入りまでのいろんな作戦過程、赤穂浪士たちが家族を捨ててまで仇討ちに命をかける様々な葛藤、そして覚悟っていうのが伝わってこそ吉良邸への討ち入りに意味があって、この忠臣蔵の醍醐味なんじゃないのかなぁと思うのです。

もう吉良邸へ向かっちゃうの?って感じで。

そして吉良邸へ入ったら敵を惑わすためにやたら迷路だらけ、仕掛けだらけになってて、水に入ったり壁にぶつかったり。まるで赤穂浪士がSASUKEに挑戦してるみたいになってる!

そしていつのまにか大石内蔵助役の高倉健がヌッと現れてバッサリやって終了。

おいしいとこだけ持ってった。

しかも大石役の高倉健が「今宵、吉良を殺す!」って一瞬ヤクザ映画かと錯覚してしまいそうになった・・

一体なんのための討ち入りなのか、肝心なとこが伝わらない・・

話が変わるけど、先日DVDで観た「飛○○○玉」と同じくらい腹が立つ!

(この映画面白いと思った方ごめんなさい!ちなみに姉は面白いと言っていた・・)

四十七人の刺客wikipedia

赤穂浪士討ち入りに至るまでを、主君への忠義といった要素を排して、大石ら赤穂浪士と吉良家・上杉家との謀略戦として描く。

排してしまってたんだ!やっぱり。

ではタイトルを「四十七士とその他の謀略」とか。笑

原作に描かれている大部分を省略しているなど、批判的な意見もある。

原作は読んでないけど、忠臣蔵の要素は省略してる・・

この映画の良いとこを三つ

1、敵役の色部又四郎を演じた中井貴一。この人の上手さが救われる。

2、かる役の宮沢りえが激やせ前なのでポチャポチャしててかわいい。

3、高倉健の鍛えられた肉体。

でしょうか。

ちなみにその年の日本アカデミー賞最優秀助演男優賞は中井貴一だったようで。

うん、納得!

泉岳寺

品川の泉岳寺には、赤穂浪士四十七士のお墓がある。

眠っているあの方たちはどう思ったんだろう・・

そして真相はどうだったんだろう・・

「いやいや、あんなんじゃないんだよ、あの時本当はね・・・」

んー、聞いてみたい。

男はつらいよ お帰り寅さん

1週間で八つ切りサイズ3枚描いた。失敗作入れたら10枚描いた。
今回勉強になった事は、好きなものはなかなか描けない。思い入れが強いからだろうか。
寅さんの顔が描けなくて・・結局描けなかった。
色塗るとだめなの。
フラットな気持ちで描かないとだなぁ・・
この絵は寅さんの家の団子屋「くるまや」さんです。

最初の曲から泣いた

チャーーンでもうだめ・・

うちにある寅さんのDVDを普通に観てもでオープニングの曲で泣けないのに、映画のタイトルに「お帰り寅さん」って書いてあるだけですべてが泣ける。

ちょっとトリック。

桑田佳祐があのオープニングの歌を歌っているんだけどかなり渥美清に寄せてたように思う。きっと相当なプレッシャーだったに違いない・・・と思う。

久々、後藤久美子

変わらない美貌。

いい年輪が加わり、味わい深さが出てて母親役の夏木マリとのシーンは泣きました。

昔から思ってたけど、後藤久美子(泉)が美人過ぎて吉岡秀隆(満男)のイメージとあまり釣り合わないなーなんて思ってて・・現実的じゃないなぁと。

いや、いや、現実でもある!

満男が大金持ちならあり得る!

メロン騒動

小林稔侍がメロンを持ってきたシーンを観て、寅さんファンならもうピンときたと思う。

そう、あの名シーン「メロン騒動」やるなって。

やってましたよ期待通り。何回見ても面白い。

たった一切れのメロンで大げんか。

おばちゃんの、

「もう!メロンなんてもらわなきゃよかった」

そう言って前掛けを顔に当てて号泣するのが最高に面白い。

真剣だからこそ笑えるあのシーン。

知らない方はYOU TUBEで「寅さん メロン」で検索すると出てきます。

歴代マドンナとの回想シーン

もう天国に逝ったマドンナも多く、余計に泣けました。

八千草薫、大原麗子、太地喜和子・・

実は年に一度、太地喜和子ファンが集まって偲ぶ会が行われていて私も参加している。

20年以上ずっと。ファンもだんだん高齢になってきて年々参加者が少なくなってきてるけどそれでも毎年お会いして、出演のDVDを観ながら食事をして、それぞれの思い出話で盛り上がって、私は皆さんの話をふんふんと聞いて楽しんでいる。

寅さん秘話もファンの人から聞く事ができて、なかなかリアルで面白い。

だからスクリーンで太地喜和子が出てきた時は「おおっ!」ってなって、嬉しいやら悲しいやら。DVDでは何度も観ているんだけど、やっぱりスクリーンに出ると何とも言えない寂しさがあります。

もう太地喜和子が亡くなった年(48才)を越えてしまった・・・

マドンナに限らず、もういない名優が寅さん映画にはいっぱい出てて・・そこも余計に寂しさを増します。

タコ社長(太宰久雄)

「てめえなんかにな、中小企業の経営者の苦労がわかってたまるか!」

いつもこう言って寅さんとケンカになる。ちょっとKYなとこがあって面白い。

今回の映画も娘役として美保純がしっかりとタコ社長の性格を受け継いでて面白い。

太宰久雄は1998年、74才で亡くなった。

遺言は「葬式無用。生者は死者のために煩わさるべからず」

(朝日新聞 2019.12.29記事より)

カッコいい。

映画終わって

隣の席のおばさんもよく泣いてた。

私もよく泣いた。

映画館が明るくなって帰る時、チラッと見たらおばさんもチラッとこっちを見て目が合った。

きっと、わからないけど同じことを思ってたんだと思う。

「泣けたよね・・」って。

妙に通じ合った気がした・・

M1 ぺこぱの影響

ぺこぱ  けっこう難しかった・・

昨年末に放送されたM1グランプリで3位になったぺこぱが他の芸人さんたちにもけっこう衝撃を与えてるようで。

ぺこぱ漫才について語っている動画、ラジオがけっこうアップされていて影響の大きさを感じる。

たまたま聞いたラジオで語っていたオードリー、

春日「いやー、悔しいね・・その手があったか・・・」

若林「多様性を笑いにできる人が出てきた・・。時代の転換期を目の当たりにしたね。自分たちはこじんまりと自分たちにできる笑いをやる。だけど足腰の弱い人だとそっちへよっちゃうんだろうな・・」

2019.12.28オールナイトニッポンより

笑いの世界じゃないけど、自分も絵の方向性や自分の得意なものがよくわからない時に若林の言うとこの足腰が弱かったなーと思う。あっちへフラフラこっちへフラフラ・・ころころタッチが変わったり。今は、んー、前よりは強くなったと思う。

だけどいろいろ影響を受けることは悪いことではないんだけど。

若林のあの言葉はとても冷静だと思った。

相手をディスって笑いをとるという漫才スタイルから、相手を受け入れる突っ込まない漫才スタイル・・やっぱりぺこぱは革命的でした。

私が審査員に入っていたら迷うことなくぺこぱでした。

なんばグランド花月

お正月、大阪で観たなんばグランド花月で優勝したミルクボーイが出てました。連日引っ張りだこらしく漫才でツッコミの内海の声が出てなかった・・のどやられちゃったらしく痛々しくてかわいそうでした・・

ここ数年お正月は初笑いとして大阪なんばで漫才観るんだけど、M1王者はお正月舞台ではすでにボロボロになってることが多い。優勝してから急に忙しくなって1日にテレビ、舞台で漫才7、8本するかららしい・・

王者も大変・・・

ちなみにあのオカンネタで「湿布」バージョンでした。

駒場:「おかんがな、冷蔵庫に入れて冷やす薬忘れたっちゅうんやけど一緒に思い出してくれる?」

内海:「それは湿布やな」

駒場:「貼っても効かへんって・・」

内海:「湿布やな・・・。それに一人で貼るとシワになる。夜腰に貼ったら朝足元来てる・・」

M1ネタで出たコーンフレークとモナカが今でもすごい売れてるらしいです。

コーンフレーク
「製造者さんの顔が出てこん・・」
モナカ
「菊の花とか家紋とか見た目怖いの。モナカと山根会長は見た目怖いのよ・・」

和田 誠展と佐々木悟郎展

「コタツから出る勇気」

和田誠 追悼展

初めて原画をみた。

今まで和田誠の絵は何か物足りなさを感じていたんだけど、この展示を見てやっと凄さが理解できた気がする。

やっぱり原画を見ないとわからないもんだなぁとつくづく思った。

サラッと描いたように見えてたんだけど原画を見るととっても、とっても繊細で丁寧。

色のバランス、その面の割合・・面もベタで一色じゃなかった・・。そして何て言うか空間の使い方、配置・・

そして何よりあたたかい。

そうだ、和田誠はグラフィックデザイナーでもあったんだ!

ギャラリーに置いてあった「ユリイカ」という雑誌の特集が追悼 和田誠特集だった。

いろんな著名人が和田誠について書いている。

デザイナーがイラストレーターを選ぶように、イラストレーターがデザイナーを選べるといいですね。あの人なら自分の絵を生かしてくれる、という逆指名制度があるといい。・・・それも可能じゃないかと思うんです

和田誠が言った言葉としてイラストレーター 伊野孝行氏の投稿文より。

私の描いた「男はつらいよ」の絵を、ぜひ横尾忠則に「帰ってきた寅さん2」としてのデザインしてもらいたい。

山田監督ー!呉々もクレジット忘れずにー

(和田誠 追悼展HBギャラリーにて 1/15(水)まで)

中でもこの絵が好き

佐々木悟郎 展

ギャラリーに入ると目の前にいきなり佐々木悟郎ご本人が!

まさか在廊されているとは思わなかった・・

ギャラリーハウスMAYAの空間だから決して広くないし。急に緊張しました。

この影のぼかしが美しくて好きです

ずいぶん昔、本屋で「水彩」という雑誌を買って、そこに佐々木吾郎の描くマグカップとそこに映る影の描き方が載っていて挑戦したことがある。

これがなかなか簡単そうで難しい。

出来上がりを見て、あまりの落差に愕然として、水彩ムリ!って泣きたくなった記憶がある。

今思えば、そりゃーいきなり佐々木吾郎と同じわけにはいかないでしょ、と思うんだけど。

本当に美味しそう・・・

佐々木悟郎「あなたは何をやってる人?」

私「あ、絵を勉強しています・・」

佐々木悟郎「このフリーペーパーに色のことについて書いてあるから読んでみて」

と言われ、新聞のような大きなフリーペーパーをいただいた。

めっちゃ緊張したー

全面に佐々木吾郎さん(←急にさんづけ)の絵が描かれていて圧巻のフリーペーパー。

「色のはなし」
(最後の部分のみ抜粋)

好き、嫌いという感情は概して曖昧なものだと思う。つまり以前嫌いだったものが、ある時好きになる経験は誰しもあるだろう。何がきっかけで好みが180度変わるか知れたものでは無い。もう一度プルシャンブルーと向き合おうではないか。

この文章の前にはこのような内容でした。簡単にまとめました。

昔からブルーの中でもプルシャンブルーが好きになれなかった。あるとき浮世絵の広重を眺めていたら空や海にプルシャンブルーらしき色が実に深みのある青として効果的に使われている。苦手などとうそぶく自分が小さく見えた・・

こういう実績がものすごくある方で、先生もされている方でもなんか凝り固まってないというか、柔軟というか・・素敵だなーって思って。とても面白い記事でした。

和田誠と佐々木吾郎ともに共通するとこ、

絵がすっごく丁寧!

原画のパワーは単に技術的なことだけじゃなく、作家の思い、エネルギーが絵から滲み出てくる。思いの強い絵は特にそれが見る側にも伝わる。

描いてる時の気持ちが伝わってくるってゆうのかなー。そこが面白くて。

以前、こんな風に描いたらいい感じに見えるんじゃないかって気をてらった絵を描いた時があって・・。それってすぐ人に伝わるのね。他人から指摘された事があって、もうほんとにその場から消えたくなったし、妙に恥ずかしい。

絵って怖いのよ。

ま、でもそんな経験は全然無駄ではなかったんだけど。むしろ指摘されてよかったって思う。

和田誠の絵も佐々木悟郎の絵もそれぞれのストレートで遊び心があって、描いてる時の気持ち、いい緊張感も伝わってきて、ほんとにいいエネルギーを浴びた1日でした。

(ギャラリーハウスMAYAで1/25(土)まで)

懐かしさを感じる風景・・

いろはCarta展

あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いします

早速ですが宣伝で・・

1月14日(火)〜1月24日(金)までギャラリーDAZZLEにて「いろはcarta展」に参加します。

それぞれが担当のひらがなに、言葉を考えて絵を付ける展示です。

多数のイラストレーターさんが参加しているので見応えのある展示になると思います。

私は「す」と「せ」の2点担当。

興味がありましたらぜひギャラリーにお越しください。

ちなみにたくさん言葉を考えて採用しなかった句をお恥ずかしながら公開します。

展示の方は自分の描きたい絵との兼ね合いを考えて言葉を選びました。(ちなみに五七五じゃなくてもOKなのです)

●「す」

「すぎてみて ようやく気付く 恥ずかしさ」

今でもいろんな場面でこういう事よくあって・・時間を戻したい!って思う。(ぺこぱじゃないけど・・考えてもしょうがないのはわかってる)

「すごいよねー 褒め言葉と 勘違い」

この言葉って前から微妙だなーと思っていて・・考えすぎかもしれないけど。笑。ほんとにすごいって思って言ってくれてる時もあるし・・自分も他の人に深く考えないで言っちゃってるし、いずれにしてもいい方に捉えたらOK!

「すし詰めの 電車の中でも いいね待つ」

ぎゅうぎゅうなのにスマホの位置だけは意地でも確保するの何とかしてもらいたいんだけど・・という不満です。スマホをいいねとして表現しました。

●「せ」

「せいいっぱい 飛んで膝割れ 年齢(とし)思う」

書いてある通りで。

少し高い所からジャンプしただけなのに膝がすごい痛くなって泣きたくなった・・。いつまでも10代20代の若い時の感覚で動いたら致命傷になります・・悲しいけど。

「晴天に 穴ぐらこもって いいね待つ」

外は快晴なのに部屋にこもってブツブツ文句ばかり言ってる自分。ネットの世界ばかりに目を奪われて、外の気持ちいい空気、鳥の声、蝶々が飛んでくる様子・・そんなのが全く目に入らないという自分への戒めです。(ネットをいいねとして、部屋を穴ぐらとして表現しました)

今年もありがとうございました

寅さん映画最新作「男はつらいよ お帰り寅さん」を見るのが楽しみ!

2019年最後のブログ更新です。

一年を振り返って・・

毎週火曜日更新のこのブログを始めて約一年半。

初めはファッションについて書いていこうと思っていたけど、だんだん記事にするのに詰まってきて、気がつけば映画、お笑いブログとなっていた!

しかも拙い文章で・・涙・・

そんな変化があるにもかかわらず毎回読んでくださる方、本当に本当に感謝しております。

今年の末から新しく4コママンガも描いちゃったりして・・いつまで続くかわかりませんが少しでも楽しんでもらえたらとっても嬉しく思います!

今年はたくさん絵を描いた・・

部屋にこもりすぎて気がつけば外は桜が散り、セミが鳴き、街の木々が色づいていて、え!もう今年終わり!?

ビームスのバーゲンで買った洋服、着てくとこ無くてそのまんま。

ほんとに階段を転げ落ちるように時の早さを感じます。

健康第一で

この一年は、睡眠時間も短くて運動も全くしてなくて健康にあまり気を使わなかった年だったなぁと反省。

どんなにやりたい事があって忙しくても健康第一でやらないと好きな事もできなくなってしまう。ほんとに・・

来年は健康に気を使う事を忘れずにやっていきたいと思います。(来年早々の健康診断が怖い・・)

睡眠時間最低でも5時間。理想は6時間。そして運動を心がける。隣の駅まで歩くとか。その場でできるスクワット・・。そして食べ過ぎないこと。薄味で。(食のこと、これが一番大変・・)

他にこれやったらいいよ、っていうオススメがあればぜひ教えてください。(簡単なもので)

ほぼ日手帳

今年は見栄はって話題のほぼ日手帳を使ってみたけど私には合わなかった・・。

あんなに書くことないし。

ほぼサラの状態・・

なんでも身の丈にあったものを選ばないとです。

フツーの文房具屋で売ってる手帳で充分。なんならなくてもいけるかもです。(カレンダーに書き込めば充分なのです・・悲しー)

いつかほぼ日手帳を使いこなせる日が来い!

笑いのある年に

私、そして皆さん共に、2020年は健康第一、そして笑いのたっぷりある年にしましょう!

その手助けとなれば嬉しい!

来年もどうぞよろしくお願いします!

2019 M1グランプリ

年の暮れ、楽しみにしているイベントの一つ「M-1グランプリ」。

優勝ミルクボーイ

M-1は結成15年までのコンビに出場権があり、約5千組のコンビの中から王者を決める。ちなみに今年は過去最高の応募数5040組。

だいたいそんな数のコンビがいることに驚き。

そしてみんな夢を追いかけて頑張る!芸人を通して人生が見れるとこが面白いのです。

今回はレベルが高かった。

決勝に残れなかったコンビもみんな面白かった。

優勝したミルクボーイ、

「コーンフレーク、寿命に余裕のある人が食べるもん・・」笑

昭和の漫才を思い出すようなところがあって面白かった。

見取り図「昼に爆竹食べました」

決勝に行けなかったけど、見取り図が噛んだ時のとっさの言い訳「昼に爆竹食べました」が一番面白かった。

何が面白いってテレビでも舞台でも生の良さは、ミスした時が見てる側としては面白くて・・意地悪だけど。

ドキドキしてる緊張が伝わってこっちもドキドキしてしまう・・

あと、とっさにその言葉が出てくるのがすごい。ミスしたことによってさらに面白くした。

ミスで面白くしたのは過去のM1ではオードリー。

若林のツッコミが素晴らしかった・・ミスによって実力が逆に発揮できた形でそういうところもM1の面白さだと思う。

和牛が・・

緊張といえば敗者復活から来た和牛・・審査員の上沼恵美子にキツイこと言われちゃった・・

「このステージは俺のもの!リサイタル!緊張感も何もない!なんかわからんけどあんなもん大御所みたいに!」

和牛を応援してたんだけど、なぜかこの上沼恵美子の言葉に頷いてしまった。

でもこの言葉を言われた和牛の今後のあり方がさらに楽しみです。

でもやっぱりうまいよね〜和牛。

衝撃だったのが、ぺこぱ

ずっと漫才の基本ベース、ボケてツッコミ、頭をはたく・・これを見事に覆した新しい関東漫才。最強の関西漫才をひっくり返した革命と言ってもいいと思う。

これから漫才のスタイルが変わってくる気がしてしょうがない。

関西漫才も大好きなんだけどね、ぺこぱのようなツッコミだけどつっこまない寛容漫才。

ぺこぱのような考え方にみんながなればとってもいい世の中になるなーって思う。

んー、素晴らしい!

ドクタースリープ

「シャイニング」「ドクタースリープ」に出てくる過去に惨殺された双子の姉妹。せめて護身術でも習っていたら・・という思いを込めて。

40年前のホラー映画「シャイニング」の続編

「シャイニング」は、原作スティーブン・キング。監督スタンリー・キューブリック。主演ジャック・ニコルソン

今回観た「ドクタースリープ」は、原作は同じスティーブン・キング。監督マイク・フラナガン。主演ユアン・マクレガー

後半でやっと、シャイニングの舞台となったホテルが出てきて、おー、きたきたって思って変なワクワク感が出たけど前半がちょっと怖かった・・

なにが怖いって現実離れしていないとこが怖い。

シャイニングはストーリーが面白かった。今回のも面白い・・

ただ今回のは、現実に子どもが行方不明になっている事件とリンクするところがちょっとキツくなるし、観てられないところがあった。

エンドロールでやっと明るい曲が流れてきてホッと救われる・・・が、そんな思いも束の間・・・(ネタバレになるのでナイショ)

過去にトラウマが

子どもの頃にテレビで見た「キャリー」というこれまた原作がスティーブン・キングの怖い映画。

子供心に思ったほど怖くなかったな、なんて思い、エンドロールでほっと安心しきっていたところで急にお墓から手がズボッと出てきて失神しそうになった。

そんなトラウマを思い出し、エンドロールになっても手の隙間から油断する事なくしっかり構えてスクリーンを見てた・・・

やっぱり怖いの苦手。

全身に力が入ってたから疲労感がすごい。

パンフレットも買わなかった。

怖すぎてうちに置きたくないし触りたくない。

個人的にはシャイニングの舞台となったホテルシーンをもう少し掘り下げて欲しかったかな。

やっぱり笑いのあるものが好き

今夜はテレビつけっぱなしで寝ます・・

怖いの大好きな人は本当にオススメです。

関東芸人はなぜM1で勝てないか

ナイツ

決勝メンバーが決まった。

今回、からし蓮根が決勝進出。

以前和牛の記事を書いた時、食べ物の名前にすると売れるのでは?と書いて、からし蓮根も書いたけど・・・ね、来ましたよ!

これで全国的に知名度上がって売れたら、私、先見の目があったということで鼻高々です・・

和牛はなんと敗者復活枠

ミキも、アインシュタインも天竺鼠も四千頭身も・・。

有力視してたコンビが、かまいたち以外全て決勝落ちで驚いた。

たった1枠・・・まだ何が起こるかわかりません。

ナイツ塙の著書「言い訳 関東芸人はなぜM1で勝てないか」

この分析本がなかなか面白い。

M1は4分のネタ。

その4分間にどれだけ笑いを入れられるかを考えるとどうしても関西弁が有利だと。

関西系は陸上で例えると短距離型が得意。

関東系は長距離型らしい。

その4分間という短距離型漫才を関東芸人がどうやって挑むか。サッカーでいうブラジルに挑戦するようなものだと。

小さい頃からのコミュニケーションで当たり前のようにツッコミを入れる文化があるところはやはり強い・・

じゃあ関東芸人はどうすれば勝てるのか・・

塙によると、早口で喋るべらんめぇ調の江戸弁に注目。

最近復活したアンタッチャブルのツッコミ柴田は江戸弁の勢いに近いらしい。

落語も江戸弁。そっちに注目するのもいいと・・。

要するに4分間ネタ(短距離型)だと勢いが大事ってことになるのか・・確かに関西弁でまくし立てるしゃべくり漫才に比べたら、感情が伝わりにくい標準語は弱いかも。逆に勢いをウリにしてないコンビもいるからそこらへんは考えどころかも知れない。ん・・

しかし過去には勢いを売りにしてないコンビも優勝こそしてないけど出てきてる。南海キャンディーズ、スリムクラブとか。(そう、その辺りのことも本に詳しく書いてあって面白いんだけどね)

もうこうなったら関東芸人は一杯引っ掛けて本番に挑むっていうのはどうか。

適度に酒の力借りちゃう。

で相方に引きずられて終わる・・このくらいのはちゃめちゃ感が見たい。横山やすしみたいな。(横山やすしのような芸人さんはなかなか出てきてない気がするんだけど・・)

時事ネタで

そしてナイツの漫才は時事ネタ。

爆笑問題も時事ネタ。

関西芸人はあまり時事ネタで出てこないからそっちで勝負もできる、と。

そして最後にこの言葉が印象的でした。

「勝負に勝って、試合に負ける」

M-1王者という肩書きはものすごく魅力的ですが、長い目で見た時芸人としては売れる方が何倍も嬉しい。そういう意味ではオードリーこそ真の勝者と言っていいかもしれません。つまり、オードリーは勝負に勝ったのです。

目次:世紀の発明家オードリーも語らないわけにはいきません より

なるほど・・。MI王者の肩書き関係なくせば関東芸人も息が長い芸人さん確かに多い。でも王者目指したいよね〜

今回決勝に残った組で関東芸人は、吉本東京組のオズワルド、そして1組だけサンミュージック所属のぺこぱ  だけ。

吉本大好きだけど、今回は「ぺこぱ」。

周りは全て吉本だらけの中でなんとか頑張ってもらいたいなーと期待を込め、ぺこぱに注目したい。

和牛の優勝も見たいんだけどね・・もう売れてるからいいか。

四コマにチャレンジ(No,1)

先日の処方箋薬局での出来事・・・

(初、4コマに挑戦してみました。)

おじさんがちょっとかわいそうでした・・・

好きなものを制限されるってやっぱり辛いよなぁ・・おじさんの気持ちわかる、わかるって思って、ちょっとこっちも辛くなりました・・。

では、また来週!

今週描いた絵。
20年くらいまえのスカート引っ張り出しました。まだいけそう・・

4コマと今週描いた絵を一緒に載せるってちょっとおかしいなぁ・・

まぁ、これはこれって事で。いっか・・・