スマホを落としただけなのに

一応、北川景子を描いたのです

2018年公開映画

中田秀夫 監督

北川景子 田中圭 成田凌 千葉雄大

男子高校生のおすすめ

TSUTAYAで高校生くらいの男の子が一緒にいた友人に「これめっちゃ面白い!」って言ってたのをそばで聞いて、どれどれと、それまで全く興味なかった作品だったけどまぁ、借りてみた。

スマホをタクシーに忘れた男、それを拾った男・・それをきっかけにいろんな事件に巻き込まれてしまう。

今の時代だったらあってもおかしくないだろうな、と思う出来事。

千葉雄大のもやしっぷり刑事がなかなか良かった。

ラストは驚く展開もあって、おー、そうだったのか・・なんて思ってなかなか深い。

そしてなんといっても北川景子の美しさ。

惚れ惚れします。

ところで、

犯人は誰もいない閉園してる遊園地のメリーゴーランドを勝手に動かせているのはなぜ?

そして北川景子、落としたスマホを取りに行くのに見ず知らずの男性の指定したところへ一人でホイホイ取りに行く無防備さは危険。ましてやあの美貌。

つい突っ込みを入れてしまうのが私の悪い癖。ごめんね、おすすめしてた男子高校生・・

ま、そもそも私に勧めてたわけじゃないけど・・

タイトルに「スマホ」って・・

「スマホ」って名前が入ってるところにちょっと軽さを感じるというか・・(私だけか)

昔の歌で「ポケベルが鳴らなくて」っていうドラマの主題歌が流行った時あったけど、(懐かしい)あの時も個人的には違和感を少し感じていた。

「ポケベル」って名前が入っていたとこに・・

なんというか、その当時流行ってたものの名前を付けるとどこか軽くなるというか・・うまく言えないけど。

それでちょっと考えてみた。

最近の(でもないけど)ワードを入れてミステリーっぽいタイトルを。

「ラインが既読にならなくて」

「フォローをはずしただけなのに」

「ルンバは見た」(←掃除ロボ)

語尾パクリました。

身近なツールからある日とんでもない事に発展しそうな、でもタイトルがどこか軽いっていう・・

それで、何が言いたかったのかわからなくなりました・・

そうそう、タイトルだけ見るとあまり興味をそそらなかったけど、(男子高校生のおかげで)観てみたら面白かったってことが言いたかった・・

男子高校生、面白かったよ!

パート2も気になる。

ありがとー!

どですかでん

屋根瓦が立ち並ぶ海辺の町を描きました。

絵画的な黒澤作品(初カラー)

1970年の黒澤明監督作品。

頭師佳孝、菅井きん、伴淳三郎、田中邦衛、村松達雄、奈良岡朋子

昔の映画のエンドロールは(映画の始まりだけど)手書きっぽい文字もいい。
しかしすごい名前ばかり

黒澤映画初カラーらしい。

この映画、色使いが絵画的、そして登場人物が色分けしていて面白かった。

田中邦衛の家の中も服の色も赤、もう一人、井川比佐志は黄。物乞いの父子のシーンになると濃紺ブルーといった感じで。

やっくんブルー、ふっくんイエロー、もっくんレッドみたいな。(懐かしい)

左は田中邦衛の奥さん役。右は井川比佐志。たまに夫婦交換する。

wikiには

黒澤自身の手による、画家のマルク・シャガール風の、死んだ乞食の子供が天に昇っていく絵コンテが描かれている。と。

やっぱりアート作品から着想してた。

面白い。

山本周五郎 原作

主役が誰と決まっているわけじゃなく、それぞれ登場人物みんなが主役。

原作が山本周五郎「季節のない街」だとか。

山本周五郎の小説も登場人物それぞれが主役なので(私が読んだものは)なるほど、と納得でした。

ハッピーエンドがあるわけでもなく、ものすごい悲劇があるわけでもないけど淡々と日々過ごす変な人たちの物語でしょうか・・

とてもシュールな世界観です。

懐かしい俳優

昔の映画を観る楽しみのひとつは懐かしい俳優に出会える事。

最初に書いた俳優以外に、三波伸介、園佳也子、ジェリー藤尾・・・いたいた!かすかな記憶が蘇る。

懐かしい〜

「男はつらいよ」の二代目おいちゃん役、松村達雄も出演していて、あの癒されるニコニコした優しい顔、そして優しい声のトーン、そんなイメージが強いけど、この映画の役は卑劣でどうしようもないヒモ男役でちょっと戸惑いました。

あのおいちゃんが・・・衝撃です。

松村達雄の役がヤバい。昼間から飲んだくれで姪を働かせて挙句には・・・

黒澤映画って全作見てるわけじゃないけどとても力強く、演出も大胆で面白い。

世界にうけるわけだ。

アマゾンプライムビデオにも入ったことだし、昔の邦画をもっと観てみよ。

最近昔の邦画がとても新鮮に感じます。

家ごもりがちょっと楽しくなりそう。

堂々とヒマを過ごせるってなかなかいいかも。

笑の大学

歌舞伎座を描きました
最近この色あいにハマっているけどこの絵はフルカラーでもよかったかも、と思った

世界でも人気の舞台作、のち映画化

2004年公開映画。 三谷幸喜原作、脚本

監督:星護

主な出演:役所広司、稲垣吾郎

最初は1996年に西村雅彦、近藤芳正での舞台劇。

(↑この演劇も観たかったな・・)

1996年この頃は・・

だいたい演劇情報はチェックしていたはずなのにどうしてこの情報を知らなかったんだろうと、当時の頃を思い出してみたらこの時、大殺界の真っ只中でした。(久しぶりに思い出した大殺界という言葉)観劇どころじゃなかった・・

あまりにも悪い事続きでとうとう駆け込むように近くの神社でお祓いに行ったのを思い出しました。やっぱり最後は神頼みです。

赤ちゃんを抱っこしてお宮参りのご夫婦2組となぜか一緒にお祓い儀式。

しあわせご家族の中に、いったいこの人誰?っていう異質な、しかも不幸オーラ満載な雰囲気をきっと出していたと思うんだけど。だからとても申し訳ない気持ちでした。

しかしお祓いってプライベート情報を大声でさらけ出されるところにちょっと抵抗がある。しかしきちんと神様に言わないとどうもだめらしい。神主さんが大声で「19○○年生まれ、○才、○市○町1ー30〇〇ハイツ201号のヤギエツコ、独身、厄払い除霊の為・・・」恥ずかしくて顔が赤くなりました。そこまで言う??・・ま、いろんな事がありました。

話をもとに戻して・・

三谷幸喜の作品で好きなのが「ラジオの時間」「マジックアワー」そしてこの「笑の大学」です。

物語は昭和のはじめ、低俗な演劇は不謹慎だと劇中の「笑い」を排除させるために無理難題を課していく検閲係役の役所広司。

何とか上演可能にする為「笑い」を増やす抜け道を探す劇団の作家役、稲垣吾郎。

二人の掛け合い・・これが面白い。

三谷作品は波が激しい

狙いすぎててどうなの??・・と思う作品もあれば、どこか滑稽なんだけど着眼点が面白いなぁっていうのもあって。(例えばラジオ番組の裏側の作品「ラジオの時間」とか)

そしてちょい役までベテラン俳優。

あれ!今の掃除のおばさん役、宮本信子だ!みたいに。

でも役者を贅沢に使えば面白いかっていうとそうでもなくて。

「ギャ○○○ー○道」「○○○ホテル」の出演者は皆主演級の俳優ばかり。

なのにいったい三谷に何が起こったの?っていうくらいく○ら○い。(個人的な意見です)

ものづくりの面白さと難しさ

自分も絵描き、クリエーターの端くれとして思うのは何かを生み出す、作品を作るってけっこうなエネルギー。

なのでアーティスト全般、漫画家、イラストレーター、音楽家、脚本家、お笑いのネタ作る芸人・・本当に尊敬していて。

そういえば昔つんくが

「曲作ってる人がよく言う、ふとメロディーが思いついてスラスラ出来ちゃった・・って言う人いますけどあんなの嘘ですよ。みんな必死で作ってるんです・・」

って曲作りの大変さをテレビで言ってたのを思い出す。

三谷幸喜の映画の出来具合に波があるところが親近感を感じるのです。

毎回傑作ばかりできないよねーみたいに・・(全作好きな方ごめんなさい!)

この「笑の大学」は好きな作品のひとつです。

メインが稲垣吾郎、役所広司。

稲垣吾郎はともかくとして、役所広司がとても面白い。

役所広司のお堅い役人が、笑いを排除しようとしてた演劇にだんだん夢中になっていく様子がとても面白く見どころです。

最後が切なくていい話なのです。

稲垣吾郎の大根っぷりも終わりよければ全てよし!って感じでしょうか・・

(吾郎ファン、ごめんなさい!)

ただのつぶやき

道ばたに咲いてたタンポポ

こどもの日バージョンで。(何それ)

今回は映画の話ではなく、ただのつぶやきです。

橋下徹がテレビで

「政治家がこんなご時世にツイッターで、今日はこんな本読みましたとか、こんな映画観ましたって呟いているんですよ!ステイホームしてるんですよ!アホかと思いましたね・・」

と怒りまくってました。

私もテレビの前でそうだ!そうだ!って思っちゃって。

やっぱり強い事を言う人の意見にフラフラしがちで、でも冷静になるとそれもどうなのかと最近思う。

すでにいろんな情報に汚染されてる自分は、外出から帰ってくると持ち物を拭き取り、手すりとかも拭いちゃってもう大変。

手も洗い過ぎてガッサガサ。

そして夜には(たまに)泡盛でオンライン飲み会。ツッコミがいつもより増し、次の日反省の嵐。

これでは別の病気になりそうなので情報の取り入れも、お酒もほどほどにすることにした。

神経質にならないように・・

先日家族が仕事から帰宅した時、そおっと手すりとか電気のスイッチとかを拭いてたらそれを見た子どもが、

「お父さんの触ったとこ、お母さんが全部消毒してるーー!」

って大声で言った。

(黙っててくれ!)

露骨にやったら悪いと思うから気づかれないようにそっとやってるのに!

ダンナちゃん、悲しそうな顔してた。

私「ねぇ、そんなこと大声で言わなくてもいいでしょ!」と。

すると子ども「お父さーん、お母さん怒ってる!」とまた大声で。

ダンナちゃん「え、何で?」

子ども「知らない・・」

テレビ情報そしてネット情報は離れることも大事だなと思いました。

道ばたの草花

ちょっと外出した時、通り道の脇に咲いている草花がとてもきれい。

街路樹の緑がキラキラしてたり、ツツジが満開で癒される。

そしてアスファルトの隙間から小さくてかわいい花が咲いているのを見つけた。

とてもかわいい花。

こんなとこに咲いたら踏まれちゃう、って思うけど何の恐れもなく堂々と美しく咲いてる姿がとてもかっこいいなって思う。

かわいい・・

そして、かっこいい・・

荒川の夕日がきれいだったので

アベンジャーズ エンドゲーム

第4作シリーズの最終章

2019年公開のマーベル作品。

スーパーヒーロー映画。

最近重たいニュースばかりなので、わかりやすい単純そうな、子どもがみてもわかるような、そんな映画が観たいと思って選んでみたけれど・・

シリーズになっていて、それまでを観てないせいかちょっとわからない。

きっとアメリカンコミック好きでシリーズをずっと観てきたファンにはたまらない映画なんだろうと思う。

日本でいったらウルトラマン、仮面ライダー、アンパンマン、セーラームーン、プリキュアあたりの戦い系キャラが一つの映画に集結するような感じ?でしょうか。

(これがあったら観たい!笑)

しかも180分もある。

そして思ってたようなわかりやすい単純な映画ではなかった・・・

いきなり、

「タイタン星人サノスによるデジメーション、インフィニティ・ストーンを使った大量殺戮・・」

って言われてもね・・

要は人類の危機を救うために散らばってたヒーローメンバーを再び集めて戦うんだけど(あらすじ言うと簡単)

戦うことを躊躇してるヒーローを説得しちゃったりしていて、

ずいぶんお人好しの人情深いヒーローがいるもんで。

そもそもヒーローって戦うのを躊躇するんだ・・・ま、人間らしいといえばそうか・・えっ、人間??  もうわからない・・。

なんやかんやで集結するまでが長い長い。

はよ戦ってくれ!

この辺りのまどろっこしくて歯痒い感じが今の日本の状況と重なった。

はよ動いてくれ!

選択間違った・・

アメリカのヒーロー自体をよく知らないのでそれぞれのキャラクターに感情移入できないのも退屈の要因。

そんな私がこの映画を選んでしまったのはちょっと間違ったかもしれません。(よくある事)

観ててわからないからイライラのボルテージは上がるばかり。

しかもタイムマシーンで過去に行ったり来たりで話が混乱して更にわからない。

途中から2倍速で

2倍速にしてみたらアベンジャーズたちの動きがみんなチャップリンのようになり、さらにわけがわからなくなりました。

するとなんと、真田広之が出てきてびっくり。

倍速を元に戻して観てました。

刀でのアクションシーンはさすがもとJAC、今やハリウッドでも活躍の真田広之!カッコ良かったです。

また2倍速にし、チャップリン化したアベンジャーズたちを鑑賞。

結局よくわかりませんでした。

見直そうとも思わなかった。

完全に選択を間違えた感じです。

そりゃそうだ、シリーズ観てなくていきなり最終章だもん。

ただ、

「時空の扉を開けてしまった・・」

というセリフ・・

煙に巻くためのセリフで使えそう。

「部長!時空の扉を開けてしまったのでちょっと遅れます・・」

やっぱりダメだな。

東京物語

小津安二郎監督

笠智衆

東山千栄子

原節子

杉村春子

1953年に公開された映画。モノクロ。

家族の物語

この話はよくある事なのかもしれない。

広島に住んでいる高齢の両親(笠智衆、東山千栄子)が東京の子どもたちに会いに行く話。

子どもたちはせっかく上京した両親を楽しませようと計画を立てるもそれぞれの仕事と家庭に追われてなかなか付き合ってあげられない。

戦死した次男の嫁だけがとても親切で優しい。

その役をやっているのがあの伝説の女優、原節子。

この次男の嫁(原節子)がほんとに優しい。

それに比べて東京に来た両親のためにと白餡のお菓子を用意した旦那さんに妻(両親の長女 杉村春子)が、

「もったいないわよ!おせんべいでいいのよ・・」

と冷たい。

この長女役の杉村春子も面白いのです。

決して冷たいわけじゃなくて、自分の親だからっていう甘えなのかな。

原節子が43才で現役引退して伝説の女優と言われているけど、杉村春子は90才まで現役で舞台に立ち続けたすごい女優なのです。

文学座を結成し、代表作「女の一生」の舞台は900回越え。演劇界の超カリスマ女優。亡くなってから演劇界の新人賞的なもの、杉村春子賞が出来たのです。

ちなみに2019年の杉村春子賞は菅田将暉です。(←wiki情報)

嫁(他人)だから優しくできる

次男の嫁(未亡人)の方が両親に優しくできるリアルな関係が面白い。

お母さんがその嫁(原節子)に、

「息子の事は忘れて、私たちに気兼ねなくいい人がいたら嫁にいきなさい・・」

とお母さんの優しさが切ない。

母さん、そろそろ帰ろうか・・

熱海の海を眺めながら話す笠智衆がこれまたなんとも切ない。

笠智衆と東山千栄子演じる夫婦が広島なまりの素朴なセリフ回しに余計に切なくなる。

子どもが独立してそれぞれの家庭を持つと今までの家族との関係が変わってくる。今の時代でもそう。

ある程度は仕方ないのかもしれない。

遠方の両親

そういえば東日本大震災があった2011年、東京でも激しい揺れがあり直後からスーパーで買い占めがあった。

その時、遠くに住む主人の両親から段ボールに乾電池、お菓子、手軽に食べられる食品他たくさん送ってくれて涙が出た。

手紙には「乾電池はこれだけしか買えなかった、ごめんね・・」と。

もう高齢の両親。

帰省するといっぱいお世話になっちゃっているんだけど、何かあったらとちょっと心配も常にある。

このご時世で、GWの帰省もキャンセルになってしまったし。

お正月にやっと購入したというスマホの使い方を孫に教えてもらい、最近やっとラインでやりとりが出来た。

出来る限りの事を尽くしたいと思う。

素晴らしき日曜日

白黒映画だけど色をつけてみた

なんと73年前、1947年(昭和22年)公開映画。

とてもあったかくなる映画で、かなりおすすめ。

白黒映画でシンプルな物語だけど今の映画にもない(と思う)、斬新な演出に度肝を抜かれました。

時間も108分と長すぎないとこも好みです。

監督 黒澤 明

出演 (雄造)沼崎 勲

   (昌子)中北千枝子

敗戦直後の東京を舞台に貧しいながらも希望をもって生きるカップルの、ある日曜日のデートを描いた作品。

戦後の日本の様子も描かれていて、親兄弟のいない住むところもないひとりぼっちの子どもが、食べ物を探しておにぎりを欲しがるあたりは涙が出た。

彼女役(昌子)が明るい

底に穴の開いた靴を履いている昌子、

「靴の穴は水が入った時に出ていくように開けてあるんだわ」

と明るい。

それに比べて彼氏の雄造は現実に悲観している。

二人で所持金35円(今でいうと3500円くらい)でデート開始。

饅頭買わせられたり、戦友だった友人に会いに行くけど物乞いと勘違いされたり、ダフ屋とケンカしたり散々な出来事ばかりで、とうとう雄造が「ふがいないよ・・」と愚痴をこぼす。

しかし昌子は雄造を励ましながらも健気についていく姿はほんとにかわいい。

こんなに明るくて素直な女性になれたらなぁ・・と自分にはない部分を持っている昌子が羨ましく思った。

しかも見た目が美人過ぎないとこがより親近感を感じます。

ラストが斬新

雄造「野良犬だよ俺は・・こんな惨めな自分が・・」

昌子「誰だって惨めだわこんな時代。あなたはいつも現代なのね、未来のことはちっとも考えない」

そしてラスト、誰もいない野外音楽堂で雄造がオーケストラの指揮のマネをする。

すると昌子が、

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!」と!

(んー、言いたい! ここは映画で。 ちなみにYOU TUBEで400円で観れます)

この演出には鳥肌が立ちました。

演劇では、客と一体になる演出を何度か見たことがあったけど、映画では初めて観ました。(ネタバレしたか??)

当時日本の映画館では恥ずかしがってあまり求めるような??現象は起こらなかったらしいですが、フランスで上映された時はだいぶ盛り上がったらしいです。

やっぱり国民性が出ますね。

今の日本だったら違うと思うんだけど。

これは映画館で観たい。○○したい!

思い出す言葉

この映画の昌子のあり方を見て、もと東京キッドブラザーズ演出家の東由多加の言葉を思い出す。

今に満足して生きてます、と言った女性に対し、

「それはウソでしょ。人は今よりもきっと良いことがあると信じているから生きていけるんじゃないですか」

そんな東氏の言葉をふと思い出した。

「夢や希望を持つ」

あまのじゃくな性格の自分にはこういった言葉を言うのが恥ずかしいとゆうか、ちょっと毛嫌いしてしまうとこがあるんだけど(特に○○だ○つ○的なね・・・好きな方すいません・・)

でもなりたい自分を頭においてるだけでやるべき事がわかってくる。するとだんだんそれに近づいてくる。

だから大事だね。

ショーシャンクの空に

今回は絵なしです

今の情勢、誰も経験したことのない終わりの見えない恐怖・・当たり前な日常がいかに幸せか、こういう事にならないと気がつかないもんです。

いつも通り淡々とブログを更新していくことしかないわけで・・

という事で、今のこの情勢にちょっとおすすめの映画を紹介します。

希望を捨てない

原作 スティーブン・キング

監督 フランク・ダラボン

ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン

(ちなみにYOUTUBEだと400円でレンタル視聴可能)

94年に公開された映画で観てる人も多いと思うけど、改めてもう一回観てみるのもまた新鮮味があっていいと思います。

この映画はどんな状況であっても希望を捨てない主人公が描かれていて、ヘタレな自分にはバイブルのような映画です。

ちょっとあらすじ

主人公アンディ(ティム・ロビンス)は冤罪なのに終身刑の判決が言い渡され服役する事になるのですが、元銀行副頭取ということもあって刑務官たちの税申告手続きを依頼されたりで刑務所の中でも一目置かれる存在になるのです。

この辺りはやっぱり知識教養を持つって大事だな、なんて強く思います。

知識教養の大切さ

今学校が長期休みとなってすっかり生活リズムを崩し、親から見るとどうでもいい内容のラインばかりに夢中になってるうちの子どもに、なんとか授業の復習も含めウェブ学習を進めている最中なんだけど本人あまり響いてないんだな。(ま、同じ頃の自分もそうだったけど・・大人になって大切さがわかるもので・・)

それよりもこの映画を一緒に観た方が、いかに知識教養が大切かってことがわかってもらえるかもしれないと思った。

(ちなみに我が家で一番大事にしていることは挨拶です。)

そして主人公が刑務所の図書係となり、受刑者に知識と教養を持ってもらうためにも本の種類を増やしたいと願い、何度も州の議会宛に手紙を書き続け、そしてとうとう根負けした議会からやっと予算と古書を増やしてもらえることが出来たのです。

そのあたりの”あきらめない”姿勢が素晴らしいのです。

そう、主人公アンディはあきらめない。

名言

その刑務所の中でも他の受刑者に言うセリフがまたいいのです。

「音楽は人の心を豊かにします・・豊かさを失ってはいけない」

「選択は2つ、必死に生きるか、必死に死ぬかだ」

そして最後は自分のやりたい事をなんとしてでも成し遂げる鉄のような強い気持ち。

主人公アンディの決して希望を失わないという姿勢、この作品はいつもお守りのように心に置いてあるのです。

とてもおすすめの映画です。

志村けん

ショックすぎて。

芸能人が亡くなってもいつも他人事なのに、この方の場合は身内が亡くなったように感じるくらいのショックです。

3月29日(日)に亡くなったそう。

季節外れの大雪でした。

人の死は、なんてあっけなく終わってしまうんだろうとまたまた感じました。

親の死、恩師の死、友人の死、いろんな死をみてきましたがその度に同じ事を思う。

ろうそくの火をふっと消すようにあっけなく終わってしまうもんなのかもしれない。

自分も折り返しを過ぎ、ビビリながらモタモタ生きていく時間もそんなにないので、何をして何を残していけるか・・

楽しそう→即やる(この間の感情はいらない)

そんなふうにね。

そして突然死んだらあのゴチャゴチャした部屋を残された家族が整理するのかと思ったら今から断捨離しておこうとか、IDとパスワード渡しておこうとか・・・

志村けんの死から「生」っていうものをより掘り下げて考え、夕食のカレーをいつまでもかきまぜながらそんな事を思っていました。

だけど志村けんはずっと生きてる人だと思い込んでいました。

せめてもの追悼

「ドリフの大爆笑」が子どもの頃から大好きでした。

そして柄本明と一緒の芸者コントも大好きでした。

なのでその絵を描きました。

コントでは両隣に若い芸者さんが一緒にいます。

若い芸者さんが持ってるスマホの着信音を聞いて、

志村「なになに?空襲??」

若い芸者「スマホの着信音です・・」

柄本「電話の音はリンリンリンなの!わかった?」

このやりとりが大好きでした。

ベニスに死す

ルキーノ・ビスコンティ監督

1971年公開映画。イタリア、フランス合作映画。

ダーク・ポガード主演

ビョルン・アンドレセン(美少年 タージオ役)

ミッドサマーからのこの50年前の作品。

この作品の美少年役ビョルン・アンドレセンがミッドサマー では老人役でとんでもない目にあってました。

この映画の美少年タージオが・・あんな目に・・

どうしてもあのシーンが背景にダブってしまいます。

ミッドサマーのビョルン・アンドレセン

ちなみにビョルン・アンドレセンは1955年生まれ現在65才。意外と若い。もっと高齢だと思っていました。

Wikipediaにはスウェーデンの俳優と書かれてあったけど、現在ストックホルムで音楽教師として暮らしているって書いてありました。

あらすじ

この作品、中年の作曲家が貴族の血を引く美少年タージオに惹かれていく物語。

何かが起こるわけでもなく、ただ中年男性の見つめる先には、美しいベニスの風景の中にいる少年の姿。

その美少年タージオをずっと追ってる。

今で言ったらストーカーと言われるんだろうか・・

ビョルン・アンドレセン(タージオ)

今の日本と

ある日、町中が消毒液の匂いが漂いおかしいと感じ始めた中年男性、誰も真実を語ろうとしない中、疫病が流行っている事を聞きつける。

町が観光で潤っているから疫病の事を観光客には知らせないようにしていると。

今の日本でも、疫病(コロナ)が流行ってるという点、国が人命よりもオリンピックを開催できるように?するためのあらゆる腑に落ちない対応はこの作品に出てくるシーンと同じで観ていてちょっとびっくりでした。あまりにもタイムリーな内容で。

そして今まさにイタリアも。

ラストは

中年男性が若作りをするために白髪を染め、白い粉を顔に塗り、口紅を塗る。

そして美少年タージオを見つめながら逝ってしまう。

染料が顔に垂れながら死んでゆく様はとても哀れで切ない。

自分もだった・・

なんて哀れな中年おじさん・・と思っていたら、おっと、自分もこの中年男性と同じだった!

振り返れば自分もキンプリの海人君をテレビで追いながらネット通販で少しでも若く見え、そして体型カバーできるファッションを探し、髪を明るく染め、UV美白ファンデを顔に塗り、真っ赤な口紅を塗る・・

自分も他人から見たらきっとイタイおばさんなんだろう。

切なくて哀れだけど・・

ビスコンティの描くこの映画のラストは切なくてとても哀れ。

だけどそれが人間らしい。

でもあの中年男性としては終始ウキウキだったはず。

美少年を遠くから眺め、若作りの装いでキュンキュンしながらあの世に行ったんです。

幸せだと思うんだけど・・

(この映画の絵を描いて確信したこと。重さのある絵はやっぱり描けないということ。なので軽さで勝負します・・)