志村けん

ショックすぎて。

芸能人が亡くなってもいつも他人事なのに、この方の場合は身内が亡くなったように感じるくらいのショックです。

3月29日(日)に亡くなったそう。

季節外れの大雪でした。

人の死は、なんてあっけなく終わってしまうんだろうとまたまた感じました。

親の死、恩師の死、友人の死、いろんな死をみてきましたがその度に同じ事を思う。

ろうそくの火をふっと消すようにあっけなく終わってしまうもんなのかもしれない。

自分も折り返しを過ぎ、ビビリながらモタモタ生きていく時間もそんなにないので、何をして何を残していけるか・・

楽しそう→即やる(この間の感情はいらない)

そんなふうにね。

そして突然死んだらあのゴチャゴチャした部屋を残された家族が整理するのかと思ったら今から断捨離しておこうとか、IDとパスワード渡しておこうとか・・・

志村けんの死から「生」っていうものをより掘り下げて考え、夕食のカレーをいつまでもかきまぜながらそんな事を思っていました。

だけど志村けんはずっと生きてる人だと思い込んでいました。

せめてもの追悼

「ドリフの大爆笑」が子どもの頃から大好きでした。

そして柄本明と一緒の芸者コントも大好きでした。

なのでその絵を描きました。

コントでは両隣に若い芸者さんが一緒にいます。

若い芸者さんが持ってるスマホの着信音を聞いて、

志村「なになに?空襲??」

若い芸者「スマホの着信音です・・」

柄本「電話の音はリンリンリンなの!わかった?」

このやりとりが大好きでした。

ベニスに死す

ルキーノ・ビスコンティ監督

1971年公開映画。イタリア、フランス合作映画。

ダーク・ポガード主演

ビョルン・アンドレセン(美少年 タージオ役)

ミッドサマーからのこの50年前の作品。

この作品の美少年役ビョルン・アンドレセンがミッドサマー では老人役でとんでもない目にあってました。

この映画の美少年タージオが・・あんな目に・・

どうしてもあのシーンが背景にダブってしまいます。

ミッドサマーのビョルン・アンドレセン

ちなみにビョルン・アンドレセンは1955年生まれ現在65才。意外と若い。もっと高齢だと思っていました。

Wikipediaにはスウェーデンの俳優と書かれてあったけど、現在ストックホルムで音楽教師として暮らしているって書いてありました。

あらすじ

この作品、中年の作曲家が貴族の血を引く美少年タージオに惹かれていく物語。

何かが起こるわけでもなく、ただ中年男性の見つめる先には、美しいベニスの風景の中にいる少年の姿。

その美少年タージオをずっと追ってる。

今で言ったらストーカーと言われるんだろうか・・

ビョルン・アンドレセン(タージオ)

今の日本と

ある日、町中が消毒液の匂いが漂いおかしいと感じ始めた中年男性、誰も真実を語ろうとしない中、疫病が流行っている事を聞きつける。

町が観光で潤っているから疫病の事を観光客には知らせないようにしていると。

今の日本でも、疫病(コロナ)が流行ってるという点、国が人命よりもオリンピックを開催できるように?するためのあらゆる腑に落ちない対応はこの作品に出てくるシーンと同じで観ていてちょっとびっくりでした。あまりにもタイムリーな内容で。

そして今まさにイタリアも。

ラストは

中年男性が若作りをするために白髪を染め、白い粉を顔に塗り、口紅を塗る。

そして美少年タージオを見つめながら逝ってしまう。

染料が顔に垂れながら死んでゆく様はとても哀れで切ない。

自分もだった・・

なんて哀れな中年おじさん・・と思っていたら、おっと、自分もこの中年男性と同じだった!

振り返れば自分もキンプリの海人君をテレビで追いながらネット通販で少しでも若く見え、そして体型カバーできるファッションを探し、髪を明るく染め、UV美白ファンデを顔に塗り、真っ赤な口紅を塗る・・

自分も他人から見たらきっとイタイおばさんなんだろう。

切なくて哀れだけど・・

ビスコンティの描くこの映画のラストは切なくてとても哀れ。

だけどそれが人間らしい。

でもあの中年男性としては終始ウキウキだったはず。

美少年を遠くから眺め、若作りの装いでキュンキュンしながらあの世に行ったんです。

幸せだと思うんだけど・・

(この映画の絵を描いて確信したこと。重さのある絵はやっぱり描けないということ。なので軽さで勝負します・・)

ミッドサマー

アリ・アスター監督作品

アメリカ人女子大生ダニーの家族に不幸があり常に向精神薬と睡眠薬が手放せない。恋人のクリスチャンも同情から突き放す事ができず男友達と行く夏のスウェーデンの旅へ誘ってしまう。クリスチャンの友人でスウェーデン出身のペレが故郷の夏至祭への招待をしていた。そこで起こる物語。

映画に写るスウェーデンの景色はとても美しい。

それも束の間、美しいと思う余裕がだんだんなくなってくる。

不穏な空気を思わせるようななんとも言えない空気感と不快な音。

ある程度評判は知っていたから驚かないけど「くる!くるぞー」って思ってハンカチを顔の前に覆ったり、離したり。

うっかり油断して離したところで急に!!っていうのも何度か。笑

持っていた自分のハンカチの柔軟剤の匂いがあんなに気持ち悪いと感じたのは初めて。

恐怖の感じさせ方がそこ?!って思ったけど、最後まで見るとそうじゃないことに気づく。

フローレンス・ビュー

主演のアメリカ人女子大生役ダニー(フローレンス・ビュー)の不幸な出来事、そこから来る恋人クリスチャン(ジャック・レイナー)への依存。

その状況からの夏至祭の参加、そしてラストが・・・なるほど〜と。

ハッピーエンド?!

映画の中で彼女(ダニー)のあり方、変化も見どころです。

そういえば3月下旬から公開される「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」にフローレンス・ビューも出演。これもすごく楽しみです。

今村昌平作品に影響受ける

パンフレットに書いてある事がなかなか面白い。

この話はアリ・アスター監督自身の失恋経験がもとになっているらしい。

そしてこの映画のちょっとグロい部分、起こる様々な出来事は12世紀頃のヨーロッパの民間伝承などを参考にしたということ。

全くオリジナルな演出ではないらしい。

そして映画評論家、町田智浩氏によると、

なんとアリアスター監督は日本の今村昌平監督「神々の深き欲望」を参考にしたらしい。

土俗的な神話と因習と刑罰に支配された南の孤島に東京から測量技師が訪れる物語・・。

なるほど!

カップルと女子高生

映画館で、前に座っていたカップルの女性が途中で退席した。

気持ちわかる・・

しかし男性の方はというと一緒に退席もせず、気にかける様子もなく一人ポップコーンをムシャムシャ。

ムシャムシャ食べられるその神経!敬服します。

女性は戻ってこなかった・・

そして後ろの女子高生!あるシーンの時にブッ!とひとりが吹き出し、その笑いが連鎖してみんなでキャッキャッキャッ・・・

女子高生には刺激が強くてだまって観てられなかったんだろうと推測。

なぜか私まで伝染して背中を震わしてしまった。

おかげでアノ?シーンがコメディに見えてしまった・・

まぁ、変な緊張が取れてよかったかも。

ありがとうJKたち!

ふと思い出す・・

この映画を観て思い出した事がある。

以前、ある宗教に洗脳されていたタレントの飯星景子が言っていた事。

お風呂に1日1滴づつ赤い液を入れる。最初は何も変わらない。日が経つにつれだんだん赤い色に染まっていき、真っ赤になったお風呂になっていても何の違和感も感じずお風呂に入っている、と。

そんな話をふと思い出した・・。

It ”それ”が見えたら、終わり

スティーヴン・キングのホラー

2017年公開映画。1990年「it」のリメイク版。

監督、アンディ・ムスキエティ。

ピエロの役は、ビル・スカルスガルト。

ホラーなんだけど、登場人物の子どもたちの友情がキーワード・・かな。

いじめられてる子どもたちで作ったチーム、ルーザーズクラブの子どもたちが今回主役。

思春期の頃に経験する恋心、友達関係、それぞれの悩みがあって葛藤するんだけど仲間同士お互いを思いやって結束を固めるところが、ありがちなシーンなんだけどいいなぁって。

面白いのは、いじめられているとは思えない、チームになるとパワーを発揮するところが痛快。

スタンド・バイ・ミーを思い出します。

あっ!あれもスティーヴン・キング原作だ!書きながら急に思い出しました。

なるほど〜・・。 スタンド・バイ・ミーも大好きな作品です。

それほど怖くない

もう子どもの頃との恐怖のツボが違うので、突然ドロドロした顔の化け物がアップで出ても全然怖くない。

大人になった・・

見た目の怖さよりも、そのピエロが出て来る理由と背景がなかなか面白い

大人になった・・

そして何が怖いって、生きてる人間の方がずっと怖いもんねー、を知ってしまったから。

大人になった・・

子どもたちそれぞれの家族関係が深刻で恐ろしい

家族関係が深刻で。

ルーザーズクラブメンバーに一人だけ女の子がいて、父親との関係が・・今でも社会問題となっていて見てて辛いです。

ちょっとこの映画のwikipediaを見たら、

相手が恐怖と感じる物の姿に変化する。物体を動かす・幻覚を見せる・神出鬼没など超常的な能力を持ち、ほとんどの大人には見えない。基本的には多感で夢を持つ子供のみに見え、恐怖を与えるほどに美味になることから様々な幻術で対象を追い詰める。

冷静に解説見ると妖怪辞典みたいで可笑しい・・

映画に出てくるいじめっ子がとにかく酷い・・

やる事がいじめという言葉では治らない。もう殺人未遂の域。

しかし、いじめをする子どももやはり親子関係が問題で。

ある意味その子もかわいそうな子。

父親から友人の前で侮辱されるシーンはなんともいえないかわいそうな場面でした。

ホラー作品なんだけど、親子のあり方を考えさせられるシーンが多いです。

原作のスティーブンキングは子どもの家庭問題も取り上げたかったんだろうな、と。

最近DVDの新作として続編(完結編)が出てるのでまた見てみたいと思います。

何かに恐怖を感じ孤独でいるとあのピエロがやってくるのです・・・

It ”それ”が見えたら、終わり・・

そして若い子ばかりを狙ってエサにするのです・・・

It ”それ”を見たいと思ったら、終わり・・

はい、終わってます。

赤と黒

フランスのTVドラマ

有名なフランス作家、スタンダールの。

主演キム・ロッシ・スチュアート、そしてキャロル・ブーケ・・・

DVDは2枚セットになっていた。

退屈そうだなぁと思っていたけど、これが思った以上に面白いかった。

のめり込んで観てしまった。

小説で挫折してもう何年経っただろうか。

おかげでやっと物語が把握出来ました。笑

マンガやDVD、児童書から入って全体をつかんでから原作読んだ方がいいってオリラジの中田あっちゃんがYOUTUBEで言ってて本当その通り・・ってまだ原作読んでないけど。

流れを知ってた方が確かに入りやすいと思う。

こんな私でも名作と言われているものの一つや二つくらい知ってた方がいいかなぁと思っているわけで。笑

私、お笑いばっかりじゃないわよ、みたいな。

ちなみに、名作というものをいくつかクリアしたいと思っていたもうひとつは、チェーホフの「かもめ」。

小説は秒で睡魔が襲う。

昔、高畑淳子主演で演劇も観たけど、これも難しくて睡魔との戦いに負けました。

ということでもう「かもめ」は諦めました・・

どなたか知ってる方いたら5行以内であらすじ教えてください。

簡単なあらすじ

主人公の聖職者が出世のために上流階級の女性と不倫関係を持ってしまう。

女性との関係はただの出世のツールだけのはずがだんだん本気になってしまって・・という最後は悲劇。

もう一人登場する上流階級の若い娘を主人公の男が征服したいがためにいろんな手を使ってその気にさせ、妊娠までさせて挙げ句の果てには元カノがやっぱり好きでしたとか・・

その若い娘が身重な体で最後まで主人公に尽くす姿が切なくなりました。

恋愛パワー

物語に登場する若い娘を見ていると、恋愛中は魔法にかかっているようなもので誰の助言も耳に入らない。

人を好きになった時のパワーって本当に強いので。

その人のためにダイエットだってできる、料理も勉強する、ショートヘアが好きだと知ったら自慢のロングヘアもばっさり切れる・・・

見る景色が全てがピンク色なのです。

おかげでこの文章書きながら昔の自分のピンク色時代を思い出しました・・笑

今はもうそんなことはないけど、せいぜい動画でキンプリの海人くん、ディーンフジオカを見てキュンキュンするくらいでしょうか・・笑

だからうちの子どもには、好きな人ができたとしても変な男に惑わされないように常日頃言ってることがあります。

お金のことにルーズな人は信用するなと。

今のうちに言っておかないと恋愛中は周りの助言など聞かなくなるから・・・

恋愛パワーは恐ろしいので。

なんか話が変わってきちゃった。

いつも話が途中で変わる・・

締めの言葉も思いつかない・・

ぴえん(言ってみたかったJK語)

ではまた!

最近手作りマスクの方をちらほら見かける。

かわいい布で作ってあって。布だったら手洗いできるからいいかもです。

やってみよ!