やっぱり残酷な話
(前のブログ「むかし話」の続きです)
タヌキはお婆さんを撲殺。
おばあさんの肉を鍋に入れて煮込み、婆汁を作る。そしてタヌキはおばあさんに化けて、畑から帰ってきたおじいさんにタヌキ汁と称して婆汁を食べさせ、それを見届けると嘲り笑って山に帰る・・。
もうタヌキ、極悪人・・
そしておじいさんは仲良しのうさぎに相談。仇を依頼する。
(必殺仕事人っぽい・・)
うさぎは金儲けを口実にタヌキを芝刈りに誘う。その帰り道、うさぎは後ろを歩き、タヌキの背負っている柴に火を付ける。
そして火傷をしたタヌキに良薬だと言ってトウガラシ入りの味噌を渡す。タヌキはさらなる痛みに苦しむ。
仇とはいえ、タヌキ同様に残酷・・
タヌキの最期
今度うさぎはタヌキの食い意地を利用して漁に誘う。
(ウサギからあんな目に合わされて、ついてくタヌキもどうかしてる・・)
泥の船に乗せられて、だんだんタヌキは沈んでゆく・・。うさぎに助けを求めるが逆に艪で沈められ海に溺れて死んでいった。
うさぎが藤田まことに見えてきた・・
新潟県のかちかち山
地方によって話が少し変わっているのも面白い。
例えば新潟県、
タヌキを殺したウサギが人間の家に上がり込み、死んだタヌキを料理して食べてしまうが、その家の人間に見つかり殺されるという・・
なんだかどっちが悪いんだかわからなくなる・・
時代にあった話へ
今はだいぶ内容が改編されてるらしい。
改心したタヌキとみんなで(おじいさん、おばあさん、ウサギ)集まって打ち上げパーティーで終わるらしい・・。
ぜんぜん違う!!
(個人的にはシュールな話の方が好きだけど・・)
しかし、子どもにお話しするには「おばあさんを撲殺・・」はちょっと・・ですね・・
よかった・・・