Youtubeで必ずと言っていいほど聞く、ウエストサイドストーリーの曲。
中でもGee Officer Krupke「クラプキ巡査どの」を歌うポーランド系アメリカ人、ジェット団の衣装が何気におしゃれ。
ブルー系チェックジャケットやリーダーのイエロースーツ、そしてジェット団としてのお揃いグッズでしょうか・・紺に白線の入った同じネクタイ。
この曲は「マンボ」というダンスパーティーシーンと同じスタイル。自分たちを人間扱いしない警察官のものまねをしながら不良になったのは社会のせいだ、と歌うシーン。
https://www.youtube.com/watch?v=j7TT4jnnWys
ちなみに最初のプロローグのシーンで、ジェット団はグレーのスニーカー、シャーク団はネイビーのスニーカーとそれぞれグループでお揃いにしているのに気がついた!面白い。
https://www.youtube.com/watch?v=bxoC5Oyf_ss
この映画の衣装担当を調べて見たら、アイリーン・シャラフという方で主に舞台を中心に活躍してて、なんと生涯で5度もアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した方らしいです。この作品でも受賞してます。(Wikipediaより)
だいたいのシーンがTシャツにジーンズ、スニーカーですが、これがなんと大半がオリジナルだそう。
今はユニクロでストレッチジーンズなどが手に入るけど、当時はないから、伸縮性のある糸を使いデニム風に作られた特注品で、これの開発で莫大な費用がかけられたそうです。
素材を作り、洗いざらし、また染め直し、ヨレヨレに見せるために風に晒すという、手間もハンパないようです。
日本の結城紬を作る工程に似ているとのこと。
そしてグループの差別化をするために、プエルトリコ系シャーク団はビビットカラー、赤、紫、黄。(ちなみに映画のベルナルド役はジョージ・チャキリス)
ポーランド系ジェット団は、ブルー、グリーン、紺、グレーなど寒色系にしているそうです。(トニー役はリチャード・ベイマー)
(2016年cinefil記事より)
それを知った上で改めて動画を見てみると本当だ!!と改めてまた感動しました。
さらに楽しさ倍増です。